バルコニーに白い着物の人がいた話

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1: 本当にあった怖い名無し 2017/01/06(金) 21:23:08.62 ID:ZQg0auIt0
立ったら書く

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2: 本当にあった怖い名無し 2017/01/06(金) 21:24:26.98 ID:Gzhbd9MF0
下着泥棒かな?

3: 本当にあった怖い名無し 2017/01/06(金) 21:34:27.95 ID:ZQg0auIt0

書き溜めて無いから、遅いんですんません。

約10年前、大学生の時の話。部活の夏合宿のために遠く離れた県に来てた。
死ぬほどしんどい練習をこなした3日目ぐらいの夜中。
みんな疲れ果てて寝ている中、俺の隣の布団にくるまって何やらメールのやりとりをしている友人。
先輩を含め20人ぐらいの大部屋で布団を敷いて寝てるから、音が漏れないように、ゴソゴソと布団の中でポチポチやってるけど、光が漏れてて「こいつ、ホタルみたいやな」ぐらいに思ってウトウトしてた。

4: 本当にあった怖い名無し 2017/01/06(金) 21:41:38.28 ID:ZQg0auIt0

10分ぐらいメールのやりとりをしてた友人が突然

「えっ!?」

って、かなり大きめの声を出しやがった。

疲れ果てて寝ている先輩に聞こえてたとしたら、コイツに明日は無いと思って、俺は触らぬ神に祟り無しって事で寝たフリしてた。

そしたら、友人がいきなり

「すまん、ちょっとトイレ付き合ってくれへん?」

って俺の肩を叩いた。

5: 本当にあった怖い名無し 2017/01/06(金) 21:43:02.23 ID:QJqqIn3u0
どうせ白い着物の髪の長い女だろ?
テンプレだよな、貞子イメージ
もうちょっと想像力を養おう

8: 本当にあった怖い名無し 2017/01/06(金) 21:51:48.33 ID:ZQg0auIt0

友人に肩を叩かれた俺も疲れきってたから、正直言って迷惑だった。

ちょっとムッとして俺は

「何?(イラッ)」

と答えたが、友人は真面目な顔で、

「頼む!トイレ行こ。」

と繰り返した。

なんだか、ただならない雰囲気を感じた俺は、筋肉痛の身体を引きずって、先輩を起こさぬように忍び足でトイレに向かった。

トイレにむかう廊下が長いのなんの、そして真っ暗で不気味そのもの。

友人は相変わらず真面目な顔をしてるが、トイレに着くまでは先輩に声を聞かれでもしたら、怒られるからお互い黙って歩いた。

10: 本当にあった怖い名無し 2017/01/06(金) 22:05:36.46 ID:ZQg0auIt0

トイレに着くなり

友人「やばい!俺の家に泥棒入ってるっぽい!どうしよう!」

とか言い出した。

俺「マジで!?何で分かったん?」

友人「大学の女友達から、俺のマンションのベランダに誰かいるってメール来てん!!!」

俺「嘘やろ!?メール見せて」

と言ってメールを見せてもらった。

女友達と友人のメールのやりとりはこんな感じだった

女友達《友人君、もう合宿終わったん?今から宅飲みするけど一緒にどう?》

友人《まだ合宿中(TдT)、来週には帰るよ!》

女友達《まだ合宿中なんや(^^)分かった。でも、さっきみんなでお酒とか買い出しに行った時、友人君の家のベランダに誰かいたよ。親とか来てるん?》

友人《ちょっと待って!それ誰!?誰も来る予定ないんだけど!?》

11: 本当にあった怖い名無し 2017/01/06(金) 22:20:15.04 ID:ZQg0auIt0

女友達《なんか白いヒラヒラの着物みたいなの着た人だったよ?》

友人《ちょっと待って!電話するわ!》

ここでメールは終わってた。で、トイレに至る。

俺「ヤバイやん!!とりあえず、女友達に電話で状況確認して、場合によっては警察に行ってもらおう!」

友人「そうやな!女友達に電話するわ!」

ピッポッパッポ!プルルルルッ!

静まり返った深夜のトイレでは異様に大きい音のように感じた。

プルルルルルッ!

なかなか出ない女友達。

友人「おいっ!早く出ろよ!」

俺「おいっ!あんまり大きい声出すなって!先輩に聞こえるぞ!」

友人「そうやな…。すまんっ。おい、早く出ろ。」

ガチャ!!

12: 本当にあった怖い名無し 2017/01/06(金) 22:29:22.21 ID:ZQg0auIt0

女友達「あっ、友人君?もしもし〜?どうかした?」

友人「どうかした?じゃなくって!オレの部屋に誰かいるん!?」

女友達「あ〜、買い出しに行くときに白い服の人がベランダいたけど、今は中に入ってるっぽいよ。足音聞こえるし。親とか来てるん?」

友人「親とか来てないから!それ泥棒!」

女友達「えっ!?マジ!?彼女とかでもなくて?」

友人「彼女は今、実家にいるから!」

女友達「!??、じゃあこの足音何なん!!?なぁ!?聞こえるよな!?」

一緒に宅飲みしてる女友達B、Cに確認する女友達。彼女らも「聞こえる。」、「今、この辺にいる。」と会話が携帯越しに聞こえてくる。

13: 本当にあった怖い名無し 2017/01/06(金) 22:31:27.31 ID:ZQg0auIt0
※女友達は友人の真下の部屋を借りて住んでました。

15: 本当にあった怖い名無し 2017/01/06(金) 22:38:09.39 ID:ZQg0auIt0

友人「ちょっと待ってよ!どっから入ったんや!?オレんち3階やで!?」

女友達「ちょっと!怖くなってきたんだけど?」

友人「ちょっと一回電話切るわ!俺から警察に電話するわ!女友達は戸締まりして部屋から出たらだめやで!」

女友達「分かった!(半泣)」

と言って電話を切った友人。

俺「えっ!?警察に電話すんの!?」

友人「そうするしかない!!!」

110番

ピッポッパ!プルルルッ!

16: 本当にあった怖い名無し 2017/01/06(金) 22:49:38.26 ID:ZQg0auIt0

ガチャ!

警察「はい!○○警察です!事件ですか!?事故ですか!?」

さすが警察。女友達と違ってワンコールで出やがる。原付きの速度違反(5キロオーバー)と一時停止で、わずか1日にして俺の免許証の点数を全てドレインしていった憎い奴だが、今回ばかりは頼もしいぜ!

友人「あのっ!僕の家に泥棒が入ってるんです!見に行ってもらえませんか!?」

警察「あなたは現場にいますか?まずは身の安全を確保して下さい。住所はどこですか?」

さすがは警察!惚れ惚れする対応だぜ!電話応対に一切の無駄がないッッ!

友人「僕は家とは全然違うところにいます!僕の家は○○県○市○町です。」

警察「あ〜〜〜。え〜〜っと。うーん。○○県ですかぁ〜?(はぁ。)」

友人「はい!!!○○県です!」

17: 本当にあった怖い名無し 2017/01/06(金) 22:58:58.72 ID:ZQg0auIt0

警察「あのね、今、○○県警に電話頂いているんですけど、あなたの家は○○県なので、そっちにかけてもらわないと。」

俺「!?」

友人「えっ!?110番したら、こちらにかかったんですけど!?」

警察「ええ。だからね、110番したら最寄りの県警にかかるんですよ。」

友人「!?、?、」

俺「友人!○○県警に繋いでもらえるか聞いてみろ!」

友人「そっか!あの〜、○○県警に繋いでもらえませんか!?」

警察「それは、ちょっと無理ですねぇ〜。」

友人「だったら、電話番号教えてくれませんか!?」

警察「え〜っとね〜、ちょっと待って下さいね〜〜。」

ピンポンポロロン〜♪

友人「えっ!?保留!?」

「「「警察クソ使えねぇ」」」

21: 本当にあった怖い名無し 2017/01/06(金) 23:31:35.48 ID:ZQg0auIt0

3分後。

ピポンポロロンポン♪

友人「いつまで待たせるんや!もうええわ!!!」ガチャ!

俺「えっ!!!?切ったん!?」
友人「女友達から警察にかけてもらうわ!警察がヨモヨモしてる間に女友達から電話かかってきてたっぽいし。」

俺「そ、そうやな。」

ピッポッパ、プルルルル!ガチャ!

女友達「あっ!!!やっとかかってきた!!!(号泣)」

友人「めっちゃ泣いてるやん!どうした!?大丈夫!?」

女友達は明らかに泣いてる声。さらに、その女友達が握ってる携帯の近くで女友達BCの声が入ってくる。

女友達B、C「また足音した!!!(泣)今、その辺りにいるって!ぎゃーーー!(泣)」

女友達「ヤバいって!!まだいる。警察はまだ!?」

友人「それが…。」

警察に電話をかけた結果を説明する友人。

女友達「わかった。こっちから電話してみる(泣)」

友人「頼む!」

23: 本当にあった怖い名無し 2017/01/06(金) 23:43:36.73 ID:YU1g1NDG0
おぉー
テンプレだけどいーかんじw

25: 本当にあった怖い名無し 2017/01/07(土) 00:02:06.12 ID:CPnR6J/f0
続きが気になるーーーー

24: 本当にあった怖い名無し 2017/01/06(金) 23:50:46.61 ID:ZQg0auIt0

結局、女友達に全てを託した友人。

待つこと数分。
友人から何度も女友達に電話するも、電話に出ず。さらに待つこと約30分後。女友達から電話がかかってきた。

女友達「警察来たけど、ドアが空かなくて、マンションの大家さんにカギ借りたりしてた。今、警察の人が友人君に電話変わってほしいらしいけど、大丈夫?」

警察と電話する友人。警察との話の内容を要約すると、

まず、通報者である女友達の部屋(友人の部屋の真下の部屋)に到着した警察が、女友達の部屋に入って詳しい事情を聴取。
白い服を着た人がベランダにいたことから始まり、現在進行形で足音が聞こえることを泣きながら説明。耳を澄まして、警察官も足音を確認。確かに誰かいるってことで、警察官が大家さんにカギを借りる。
警察2名突入。ベランダからクローゼットに至るまで、部屋の隅々を探す警察官。

が、誰もいなかった。

警察官2名は再び女友達の部屋に戻り、足音が聞こえることを再度確認。
トントントンッ!トントントンッ。という感じの音。玄関の方に行ったかと思えば、ベランダの方へ行ったり。ランダムに聞こえるとのこと。

26: 本当にあった怖い名無し 2017/01/07(土) 00:03:06.89 ID:V4BpOdXV0

警察「やっぱり誰かいるな。しかし、どこに隠れとんや?」

ってことで、2度目の警察官突入。
1度目は見落としていた風呂場の天井(点検口?)なども含め、これ以上は探す場所がないってところまで探したらしい。

で、再び女友達の部屋に戻った警察官が、女友達の携帯を使って友人と電話が繋がったという状況。

警察官「友人さん。部屋中くまなく探したんですけどね。誰もおりませんわ。」

女友達全員「また足音するーーー!!!ぎゃーーー!」

警察官「…。確かに、足音するんですわ。今も。でもね、友人さん。ベランダも玄関も最初からカギ締まっとんですわ。」

友人「お願いですから、捕まえて下さい!」

警察官「しかしねぇ。誰もおらんのですわ。ん!!!!?」

女友達「きゃーーーー!!!、」

警察官「今までで1番音大きかったなぁ!!ドンッ!言うたぞ。」

友人「ちょっと待って下さいよー!!やっぱいるじゃないですかぁ!!」

46: 本当にあった怖い名無し 2017/01/07(土) 11:39:17.01 ID:S5NqFRPi0
>>26
女友達の話だけで住人本人の許可無しに家に入れる事なんかない。
そしたら私も同じ話をして上の住人の部屋に入れる事になる。

47: 本当にあった怖い名無し 2017/01/07(土) 11:47:59.39 ID:+Hna0pU+0
>>46
分かりにくかったかもしれないけど、友人宅に入ったのは警察官だけですよ。

48: 本当にあった怖い名無し 2017/01/07(土) 11:51:09.36 ID:+Hna0pU+0
>>46
というか、まず友人の許可を警察官自身が得て入室したかってことですよね?
それは確かにあったかもしれないです。すみません。

28: 本当にあった怖い名無し 2017/01/07(土) 00:22:20.13 ID:oaXUV4FL0
はよはよ明日朝はやいねん

29: 本当にあった怖い名無し 2017/01/07(土) 00:30:05.09 ID:V4BpOdXV0

警察「確かに足音は聞こえるんですけど、誰もおらへんからどうしようもないんですわ。何か金目のもんとか置いてましたか?」

友人「生協で買ったノートパソコンと、テレビぐらいしか高いもんないです。」

警察「それ全部ありましたわ。荒らされた様子もないんで、あとちょっとだけ女友達さんの部屋で足音の様子見させてもらって、変わりがなければ我々、帰ります。見廻りは強化しときますんで。帰ってから何か変わったことあったら連絡下さい。じゃあ女友達に代わりますね。」

と言って警察は結局帰った。

誰もいないなら、この音は何なん!?それに、ベランダに立ってこっちをジッと見てた人って一体何だったん!!!?という疑問が女友達全員に降りかかり、泣きながら一夜を過ごした彼女たち。

一方、友人は、真っ暗なトイレで女友達にお礼を言って、寝床に戻った。俺にはお礼を言わなかった。友人は引っ越しするだのなんだの、さんざん愚痴った後、さすがに寝ないと明日の練習で死んでしまうってことで寝た。

次の日。

朝になり、目が覚めた。ふと、友人を見たら、またメールをしてるようだった。

俺が起きたことに気づいたらしく、神妙な面持ちで、友人が話かけてきた。

友人「あのな、昨日の話なんやけど。」

俺「うん。」

友人「さっき女友達からメールきて、あいつ今、新幹線乗ってるらしい。」

俺「えっ!?なんで?」

31: 本当にあった怖い名無し 2017/01/07(土) 00:43:38.14 ID:V4BpOdXV0

友人「実家のおじいちゃんが亡くなったらしい…。」

俺「それって…」

友人「マジないわ。あいつのじいちゃん部屋間違えるとか何なん!!?あの後、最初に電話かけた警察から、電話かかってくるし、散々やわ!」

その後、彼は大学卒業するまで、同じ部屋に住み続けた。何回か俺も友人部屋で宅飲みしましたが、この事件を酒のネタにする度に、彼は「原因が女友達のじーちゃんで良かったわ。」とか言ってました。

卒業後も特に何事もなく、みんな今は社会人としてバリバリ働いてます。

間接的に体験した不思議な出来事でしたが、今でも鮮明に覚えています。

友人のおじいちゃん、最期に孫の顔見たかったんやなぁ。

部屋間違えてるけど。

33: 本当にあった怖い名無し 2017/01/07(土) 00:57:21.35 ID:V4BpOdXV0
あっ、最後、「友人の」おじいちゃん違うわ。「女友達」のおじいちゃんの間違い。

35: 本当にあった怖い名無し 2017/01/07(土) 03:36:29.50 ID:CJ+vf3tT0
白いヒラヒラした服を着た女の人だったんじゃないの?
爺さんの葬式後は足音止んだわけ?

39: 本当にあった怖い名無し 2017/01/07(土) 07:49:51.90 ID:V4BpOdXV0
>>35 性別はその時点では言ってませんでした。足音は次の日には消えていました。

37: 本当にあった怖い名無し 2017/01/07(土) 07:18:16.74 ID:zffH2G+H0
頼む…誰か要約してくれ
読むの苦痛すぎる…
何か自分の恥ずかしい過去を思い出して死にたくなる文章だ…

41: 本当にあった怖い名無し 2017/01/07(土) 08:01:31.64 ID:V4BpOdXV0

>>37
1と友人が合宿中の出来事。友人の住むマンションのベランダに、「白い服着た人がいる」と友人の下階に住む女友達から連絡きた。
女友達は警察官とともに、友人宅から足音が聞こえることを確認し、警察官が友人宅へ突入。誰もいない。警察官帰る。
足音は一晩中鳴り続け、翌朝、女友達の実家から女友達に「おじいちゃんが亡くなった」との訃報があり、女友達は急遽、実家に帰る。

以上。

確かに、読み返すと下手くそな文章。

43: 本当にあった怖い名無し 2017/01/07(土) 08:44:07.29 ID:zffH2G+H0
>>41
うわあ
「ぼくがかんがえた最怖ストーリー」かよ

45: 本当にあった怖い名無し 2017/01/07(土) 09:59:15.45 ID:V4BpOdXV0

>>43

そんなに怖くなくて、どっちかというと不思議な体験だったけどね。偶然が重なった?とか、酔っぱらってた?程度で済ませられる話。
まぁ、仕事とは言え、事件解決のために決死の覚悟で現場に突入していく警察官の勇姿たるや、かっこいいなぁとは思ったけど(小並感)

引用元:http://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1483705388/

『バルコニーに白い着物の人がいた話』へのコメント

  1. 名前:匿名 投稿日:2022/09/19(月) 08:49:54 ID:4c22379d1 返信

    最後の下りは蛇足やけど、話自体は結構好きやで
    やたら神格化された坊主や神主やなくて、普通の警官がガッツリ話に絡むところがええ
    けど、自宅に泥棒が入った(と思ってる)状況やったら、先輩云々関係なく振る舞う方がリアリティあると思うわ