【洒落怖】俺が異世界に行った話をする – 2ch死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?
去年の4月に大学を卒業して、マンションに引っ越した。
そのマンションが 回=回=回= ←こんな形をしたマンションなんだ。真ん中が中庭になっていて、俺は左端に住んでる。
=のところも部屋があってマンションは6階建て。右側にマンションの玄関があり、そこからしか出入りはできない。
中庭といっても地面も壁もコンクリートで使い道は全くない。
で、俺の住んでる部屋からはドアがあって中庭に入れる。他の部屋からは不可。
その中庭がおかしいんだ。
どうおかしいかは説明できないんだが、とにかく中庭にしばらくいると目が回って気分が悪くなる。
住み始めた頃は中庭には入ることもなかったからわからなかったんだけど
5月に部屋を掃除することにしたんだ。
で、小さな虫が結構わいてくるから、殺虫剤をまきに中庭に入った。
殺虫剤をまいてたらフラフラしてきたから始めは殺虫剤の成分を吸い込み過ぎたかと思って気にしなかった。
さらにしばらくして6月にまた掃除をしに中庭に入った。
ほうきとちり取りを持って中庭に入ったんだが、それだけでフラフラしてきた。
暑かったし、空気が篭る場所だからそれにやられたのかなと思ったけど
休み休みしながら中庭を掃除した。
中庭に入ると視界がぐるぐる回り、部屋に入るとすぐに回復。
あまりにもすぐに気分が悪くなるし、部屋に戻れば良くなるからなんかヤバい気体でもわいてるのかなと思った。
管理会社に電話して中庭について聞いてみたら「以前に住んでいた人からはとくに連絡はありませんでしたが念のため」
というわけで来てもらって調査してもらった。
管理会社の人がやってきて排水溝やなんかを調べてくれたけど異常なし。
俺も立ち会ったんだけど、どうも目が回るのは俺だけのようだった。
臭いもしないし、管理会社の人は気分悪くならなかったので、そのまま帰ってもらった。
その後も中庭に入ると目がぐるぐる回るのは続いた。正確には中庭に入り、部屋との境のドアを閉めると、なんだが。
で、10月の掃除の日に中庭に入った時ことなんだ。
別に暑くもなく、俺の体調も全く悪くない。
中庭に入ってすぐに目がぐるぐる回った。今までよりはるかに強かった。
ドアを閉めた瞬間に一気に上下がわからなくなり、倒れてしまったんだ。
気分が無茶苦茶悪くなり、吐きそうになりながら、とにかく身体を左右にゴロゴロ転げ回していた。
視界が赤黒く染まっていき、そのまま一瞬だけ意識がなくなった。
一瞬というか瞬きした瞬間に赤黒いのがなくなった。
気分が悪いのも全くなくなり、俺はそのまま掃除をして、部屋に入った。
部屋に入った後、喉が渇いたから水を飲もうとキッチンに向かった。
キッチンから空が見えるんだが、とにかく空が青い。
やたらと濃い青色をしてるんだ。
今日はいい天気なんだなー、とか思いながら、俺は掃除も終わったし、漫画を読みにコンビニに向かった。
玄関から出て空を改めて見ると驚愕した。
とにかく濃い青色で説明しにくいけど空が高い。
で、空気に臭いがあった。
嫌な臭いではないけど、とにかく嗅いだことのない臭い。
マンションの廊下を通って、コンビニに向かうんだけど町内会の掲示板がある。
そこに目をやると違和感を感じた。見てみるとなんだか脈絡のない文書ばっかりなんだ。
ア活めるゆフィ柿のさと
とか日本語をごっちゃ混ぜにした文書が書かれてる。
掲示板に張られている紙が全部そんな感じ。
政治家のポスターなんかも政治家の顔写真に
へつ下のイ目はタイ燻ら當兎
(タイの次の字はこんな見た目だった。政治家の顔は誰が知らんけど普通)
俺はまた???ってなってとにかくコンビニに行こうとマンションを出た。
マンションを出て道を挟んだらすぐにコンビニがある。
で、マンション前の道路で信号待ちをしてるとやっぱりおかしい。
コンビニの看板やマンションの横は花屋なんだが、花屋の看板もおかしい。
花屋はヤ母イ
とか、コンビニは
イイ目だ
とか書いてある。
通行人とか車はいるんだが、そっちは普通。とくに変わったところはなかった。
コンビニに入ると
アヨダナマーリッサー
的な声を店員が発した。
本棚に向かうと本の表紙の文字もおかしい。掲示板と一緒で日本語をやみくもに並べた感じ。
で、段々と怖くなってきてなんとなく携帯電話を取り出した。
携帯電話は圏外。メールとかは今まで通り普通の日本語。
本棚以外の商品とかをみてもわけがわからない日本語の羅列。
さらに怖くなってきてコンビニを出た。
おかしい。おかしい。と思いながら部屋に戻ってテレビをつけるとテレビの言葉も理解できない。
見たことない番組ばかりで知ってるタレントなんかは皆無。
水をもう一杯飲んで自身を落ち着けた。
頭を打っておかしくなってしまったのかと思い、近所の掛かり付けの病院にいくことにした。
病院に向かう道中も文字は意味がわからないものばかり。
とにかく誰か知ってる人に会いたい、話したいと考えながら病院に向かった。
>>20
使ってないよ。
病院について病院の看板をみても意味不明。
言葉が伝わるかかなり不安な中、受付に行くと案の定、お互いに意味不明。
頭を打ってしまって調子が悪いんですが
と言ったんだが受付の人からはわけわからんことを言われた。
保険証を見せたんだが、首を傾げられる。
俺の言葉、わかりませんか?
というが全く伝わらない。
うにゃうにゃ何か言われて、受付の人が電話で何か話しだした。
で、白衣の男の人が出てきて、俺に話しかけるんだけど、全く何言ってるかわからない。
男の人は受付のソファを指差し、俺を身振り手振りで誘導した。
俺と白衣の男の人と一緒に座った。
白衣の人はいろいろ話しかけてきてくれるんだが、俺は意味がわからず、保険証や運転免許証を見せたりしてた。
しばらくしたら警察らしき人が三人きた。
警察らしき人と白衣の人はチラチラと俺の方見ながら話をすると警察が俺に近づいてきた。
ペコッと頭を下げたあとに俺の手を取って軽く引っ張ってきた。
何がなんだがわからないがとにかく俺は警察が何とかしてくれると思ってそのまま引っ張られていった。
パトカー?の中で警察の偉いさんみたいな人が声かけてきたけど、やっぱりわけがわからない。
俺はもうとにかく泣きたくなってきて不安で不安で仕方なくなってきた。
恥ずかしながら母親に会いたいとか思いながらぶるぶる震えてた。
警察の偉い人は俺の肩から背中にかけて何度も何度も撫でてくれて、優しそうになんか言ってくれた。
おかげで何とか泣いたり、錯乱したりせずにおとなしくできた。
警察署みたいな場所について応接室?に場所に通された。
広くてソファがあってすぐに緑色のお茶らしき液体とお菓子らしきものを出してくれた。
>>25
すまん、思い出しながら書いてる部分もあるから。小出しでいいならペース上げる。
お茶とお菓子をみると無性にがっつきたくなった。
ジェスチャーで食べていいみたいなそぶりがあったので、手を合わせてからお茶を頂いた。
少し熱かったけど、甘いとしょっぱいの中間みたいな味だった。
温かい物を口にしたせいか少し落ち着きを取り戻した。
お菓子にも手を伸ばした。形状は煎餅みたいなのと小さな饅頭みたいなの。
煎餅も饅頭もとくに変な味じゃなくそれなりにいけた。
警察署の人達が応接室にいて、ずっと俺を観察してた。
お菓子を食べる手は止まらず、ずっとパクパク食べていたら、スーツの人が二人入ってきた。
スーツの人は俺の前で両手を出すと手の平を俺に向けてきた。
で、両手の裏表とひっくり返したら今度はかばんからペンライトを出した。
スーツの片方が俺の横に座って、両手を優しく押さえてきた。
別の片方がペンライトを指差すと光を俺の目の方へ当ててきた。
俺はそのまま光を見てるとペンライトのスーツにまぶたを広げられ反応?を観察された。
結局、両目やったあと、今度は口内、鼻、耳にも光をあてられた。
診察みたいなのが終わって、隣のスーツが手を離してくれた。で、今度は話しかけられた。
スーツの人が何か言うと間があく。明らかに俺に質問をしていた。
でも、俺は言葉がわからないから黙っていた。質問毎に紙にチェックをしてた。
どうしていいかわからず首を傾げていたが、文字なら伝わるかも、と思って携帯電話を出した。
で、携帯電話の新規メール作成で「言葉がわかりません」と打って向かいに座っているスーツの人に見せた。
スーツの人はなんかすっごいびっくりした感じになった。
でも、相変わらずわけのわからない言葉を警察の人と話して俺の携帯電話の画面を見せ合ってた。
その後、紙に「言葉がわかりません」ってスーツの人が書いて、ペンでその文字を指した。
俺は「うんうん」と頷いたんだが、そこで沈黙。
ちょっと間があってスーツの人が「言葉がわかりません」の文字の上を指でなぞりながら
ウヨメ、が、わかりません
ってゆっくりと言ったんだ。
で、俺が
ことば、が、わかりません
って返した。
俺はペンを借りて「あ」って紙に書いて「あ」って言った。
そしたらスーツの人が「あ」と言ってうんうんと頷いてた。
今度は「こんにちは」と書いて「こんにちは」と言ったら一文字一文字指を指しながら
こ、ん、に、ち、は
ってスーツの人が言った。
今度は漢字で「京都」って書いて「きょうと」って言ったらスーツの人は首を振って「うんた」みたいなこと言った。
で、もう一人のスーツの人がそいつの携帯電話でなんか話し出した。
俺も
てか日本ぽいのか?
>>36
長くなりそうなんで、帰ってきたくだりだけ書きましょうか?
スーツの人が携帯電話で話し始めたら俺と話してくれてた人もそっちに注目して会話?は終了した。
携帯電話の通話が終了したらそいつが何やら話し始めたらんだが、わけがわからない。
で、スーツの二人はそのまま退室。俺はさらに???になった。
その後、警官が写真みたいなのを何枚が持ってきて、机に並べた。
写真は全て食べ物の写真だった。
うどんや丼、寿司もあったけど、中にはお米に野菜を刺したみたいな始めて見るものもあった。
警官が写真の上全体を軽くなぞった。
どれか一つ選んで
という意味かと思い、丼を指差した。
うんじ?
みたいなことを言われたけど、俺はわけがわからなかった。
俺は丼の写真を指差して、箸で食べる仕草をした。
そしたら、大きく頷かれて部屋を出ていった。
で、その後はしばらく放置されて、そのまま。警官の人が何人かいるけど、無言だった。
俺はどうしようかと考えたけど、どうすることもできず、お茶を飲んだり辺りにあるものを観察したりした。
お茶は美味しいし、すぐにお代わりはくれた。
ソファを始め、机やドアなどとにかく今までとなんら変わらなかったが、文字が意味不明だった。
お菓子の包装紙にアルファベットが書いてあるんだが、これも意味不明。
英語ではないようだった。
で、他にいろいろ物色しようと立ち上がろうとすると部屋にいた警官に囲まれてしまうんだ。
結構ガチな感じで囲まれて、明らかに臨戦体勢。
俺はびびっておとなしく座りながら辺りをキョロキョロしてた。
しばらくしたらさっき写真見せてくれた人が丼持って帰ってきた。
箸もあるし、どうぞ、みたいな手振りをしたので、手を合わせ、頭を下げてから頂いた。
味は普通の卵丼だった。とにかく不安のせいかお腹が減っていたのでかなりの勢いでがっついた。
お腹が膨れ少しだが落ち着きが出てきた。
ずっと緊張しっぱなしだったがわずかに頭が回転しだした感じがした。
で、食べ終わると今度はいろいろな写真が出てきた。
人物とか風景とか絵画とか。
どれも知らないものばかりで反応に困った。
一枚一枚手に持ってくれて、見やすくしてくれたり、部分部分を指差してくれるんだが、どう対応していいかわからない。
しばらくそんなやり取りが続いたが無意味と思ったのか終了した。
で、今度は病院から移動してきた時みたいに優しく手を引っ張られた。
移動するのか、と思った俺は立ち上がった。
今度は囲まれることはなく、手を引っ張られながら部屋を出た。
部屋を出るとなんとなく空気が重い感じがした。
さらにしばらく署内を歩くとSP?っていうか明らかに物々しい奴らが俺の周りを囲いだした。
俺はそのまま駐車場にいき、車に乗せられた。真っ黒ででかい車だった。
さらに前後には別の黒い車があって、一緒に走りだした。
[…] がいるんだよ、と。 https://occultan.com/?p=349 […]