【洒落怖】おじゃま道草 [※閲覧注意] – 2ch死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?

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535 :おじゃま道草 <9> 1/3:02/05/26 18:43

悪影響は、身体にも現れました。

私自身では、妙に肩が重い、指先が痺れる、などの症状がでました。もちろん、透き通った「お客さん」がその原因です。
普段なら、弾き飛ばすし、乗ってきても振り落してしまうのですが、仕事帰りに電車で居眠をしていたり、疲れてうとうとしている時を狙ってくるので、つい背負ってしまいました。
このタイプは浮遊霊ばかりなので、落とすのは簡単、、、とは言っても、落とすまでは、吐き気を伴った肩こりに悩まされます。
この肩こりがもとで、体調を崩してしまうと、ヤツらの思う壷ですから、健康管理には妙に神経質になってしまいました。
また、めったに遭わない金縛りにも、その当時だけは続けて2、3度見舞われました。

弟の大輔には、昔痛めた腰の傷みが復活しました。10年以上前の症状の再発です。
彼には元々ある因縁があり、その影響で腰痛を患ったのですが、ヤツらはそこにつけこんできました。
弱点をつつき回すのは、ヤツらの常套手段です。
腰が痛いと言う大輔をうつ伏せに寝かせ、腰を診ると、そこだけが吸熱されていました。
「お客さん」を祓い落とし、気の通りを促すと、傷みが消える。数日するとまた痛みだすので、自宅へ戻って、私に気の流通を修復させる。
つまり、しばらくは痛んだり直ったりの繰り返しでした。
これは、皆があの土地と縁を切るまで続きました。
しかしながら彼は、そのことをきっかけにして、自分の弱点と因縁をはっきり認識したようです。
それ以来、彼はたいへん謙虚なものの考え方をするようになりました。

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536 :おじゃま道草 <9> 2/3:02/05/26 18:43

さて、茅野君ですが、、、。
怖い思いをしたわりには、影響が最も軽かったようです。軽い肩こりと鼻づまりで済みました。
彼には強い守護の力が働いているためです。

で、、最後のお呼出、、、。 馬場君宅へ2回目に行った1週間後のことです。私の自宅へ茅野君が寄っている時に、大輔が榎本君を連れて帰宅しました。
当然、榎本君を囲んだ、「お化け屋敷からの撤退」という臨時作戦会議になりました。
結論は、
「影響下から離脱したら、綺麗さっぱり縁を祓い落とす」ということです。
そして、もう関わらないぞ、、、と決心した時、、、電話が、、、鳴りました、、。
馬場君からの連絡でした。
「状況が悪化したのですぐに来てくれないか。
家の中の様子も不穏だし、バンドが分裂の危機にあるんだ。」
とのこと。
もちろん、断るつもりでしたが、、、馬場君の頼みは強く、、つまり、断り切れず、、、茅野君と私の二人で出かけることになりました。
大輔と榎本君は「何かの時」に備えて待機です。

537 :おじゃま道草 <9> 3/3:02/05/26 18:43

出発に際し、榎本君が警告をしてくれました。
「あるものが見えてて、それはとても危険なものです。
しかし、見間違い、勘違いをしやすいものなので、何であるかを言う訳にはいきません。言うとかえって危険です。
知らないで行けば、おそらく見た瞬間にそれだと気付きます。
それは、動かない物体です。気をつけてください。
そうだ、よく効くお守りがあるから、貸してあげましょう。」

彼がいう物体が何であるかは、私にはわかりませんでした。
借りたお守りは茅野君が身につけ、私は水でシャワーを浴びて気を引き締め、夜9時ごろ、車で出発しました。

538 :おじゃま道草 <10> 1/3:02/05/26 18:44

「こりゃぁ、あの土地に呼び寄せられてるな。おいで~~、おいで~~って、手で招いてるみたいだな。
たぶん馬場君も魅いられていて、俺たちを引き摺り込む手先になってるんだよ。
何が危ないかって、、、そりゃぁ最も用心が必要なのは、行き帰りの車の運転だな。簡単に体を切り刻むとしたら、交通事故がいちばん手っ取り早い、、、、。 」
そう話しながら、私は安全運転に集中しました。
助手席の茅野君も真顔です。ときどき助言をしたりして、彼自身もハンドルを握っているつもりで注意を払ってくれました。

馬場君宅に近付くにつれ、緊張感が高まりました。茅野君も同感のようです。 彼の言葉を借りると、
「敵陣深く乗込んで行く、、てぇのは、映画だとわくわくするんだが、、。
違うんだよなぁ。
背筋がぞくぞくするのは同じなんだが、緊張感がすごいね。
神経がバリバリに張りつめてる。
ずっと、鳥肌が立ちっぱなしだよ。」
といった感じでした。

そして、もう2・3分で到着、、、というところで、、、、通行止。工事中につき迂回せよ、、とのこと。
「ありゃぁ。よりにもよって、こういう時に工事しなくても、、、。」
茅野君は不平をいいましたが、こういう時にこそ、こういった障害が出てくるものなのです。
「コの字型の迂回路が書いてあるよ。注意して行こう。」
私は矢印のとおり、ハンドルを右に切りました。
順路に従って進むと、前方に交差点。迂回路を示した地図にあったとおり、左折。
その先をもう一度左折すれば、いずれ、もとの道と交差するはずです。
300mほど進むと、舗装が跡切れ、砂利道になりました。
「あれぇーー。やばいかな。」
私は警戒しました。
しかし、少し行くと、また舗装路に戻りました。
で、、、ほっとして前方を見ると、、、、、路肩に白い車が止っています。

539 :おじゃま道草 <10> 2/3:02/05/26 18:44

嫌な感じがしたので、私はスピードを落とし徐行しました。
嫌な感じはさらに増しました。
「何か違うな、戻ろうか、、、。」
私がそう言うと、茅野君も同意しました。
道幅が狭いので、Uターン出来る場所を探すと、、、、。前方のその白い車の先は、少し広くなっているようです。
私はそのまま車をすすめ、白い車に4・5mの所まで近付きました。そして、ライトを上向きにして、、、車を照しだしました。廃車のようです。
フロントグラスが割れ、車体には蔦が絡んでいます。
そのとき、、、、背筋をぞーーっと冷たいものが走りました。
「これは!」
近付かない方が良いようです。私がブレーキを踏もうと思った瞬間、茅野君が、
「うわっ、ダメ! 止って! 戻ろっ!」
と叫びました。
茅野君も同じものを感じたようです。
「バックで戻るぞ!
そっちの路肩、見てて!」
私は、車を後退させ、そのまま砂利道を抜けました。
そして舗装路にもどると道幅も少し広がり、なんとかUターンすることが出来ました。
来た道を逆に戻ると、途中で別の迂回路を見つけました。未舗装なので、路地と勘違いし、さきほどは見逃していたようです。
道を確かめていると、通行止の方から、地元のものと思われる軽トラックがやってきました。そして、その道へ入って行きました。
「それ、ついて行くぞ。」
1分ほど、ついて走ると、元の道へぶつかり、まもなく馬場君宅が見えました。

着くと、まず、先ほどの道について、馬場君に尋ねました。図を書いて、例の廃車の位置を示すと、、
「あれ? その道、高速道路にブチ当たって行き止まり、のはずだよ。
高速の壁とか、見えなかった? おれは、行ったことないけど、、、
でもさぁ、その辺の道って、両脇が畑だったりするからな。路肩が崩れたりすると、、ハマルかもなぁ、、」
馬場君にはわからないようです。
するとバンドのメンバーの後藤君が口をはさみました。
「その廃車の先、、道、、ありました?俺、バイクでそこの道に入り込んだことがあるけど、、、廃車で行き止まり、、その先は薮になってたはずですよ。昼間だったから辺りもよく見えたし、、、、。
でも、へんだなぁ、その廃車のところのおよそ10mだけが舗装、、
いや、アスファルトでなくコンクリート敷きだったな、、、
あ、そうそう、、、近くに廃屋がありませんでした?
見るからに、お化け屋敷ってやつ、、、そうか、夜だと判らないか、、。
でも、確かに、嫌な感じの場所ですね。墓でもあるのかなぁ?」

540 :おじゃま道草 <10> 3/3:02/05/26 18:45

私は、榎本君の言葉を思い出し、電話を借りました。
「あ、大輔? 榎本君と代って、、、
あ、榎本君? もしかして、例の物体って、車?」
「ええ、ありました?
僕に見えたのは、白い車が止ってる所です。物凄い霊気があるから、近付くと捕まるかも、、、
でも、すぐわかったでしょ。
え? そんなに近くまで行ったのですか?
わぁ、、、危なかったですね。
そっちにいると、見る力が弱まるか曇るかするんで、気をつけて下さい。
あえて言わなかったのはね。白い車って、どこにでもあるから、全部に気を取られると、見落す可能性があって、かえって危険だと思ったからなんですよ。」

(残念ながら? この場所の真相はわかりません。この後、確かめる機会がなかったからです。また、そうしようとも思いませんでした。馬場君宅と関係があるのは、間違いなさそうです、、、。)

霊障を受けないように、気持ちをしっかりさせていたつもりですが、土地の邪気は強く、捕まりかけたようです。

541 :おじゃま道草 <11> 1/3:02/05/26 18:45

バンドの他のメンバーが夜食の買出しに出た後、馬場君が話し始めました。
彼が訴えた、この1週間の間に起った現象は次のとおりでした。

1: 3日前の雨の時、近くに落雷があり、その影響で、シンセサイザーとシーケンサーのデータがとんでしまった。
特にシンセは完全に駄目になり、買い換えねばならない。とりあえずはレンタルでしのぐが、余計な出費であり、引っ越し費の積み立てが滞る。場合によっては、来月のライブを諦めねばならない。

2: ギタリスト兼アレンジャーの葉山君が、ある人妻(郁恵さん)とデキているが、その影響で、音楽への熱意が別の方向へ向いている。
どうも、他のバンドに声をかけられているようだ。
(注:郁恵さんの写真があったので見せて貰ったところ、すごいすごい、なかなかの因縁持ちでした。その内の不要な1枚をもらい受け、持ち帰って、榎本君に見せたところ、、、、
「この人の目、、、人間ではない、、、操られてますね」
という感想が返ってきました。
あとで判ったことですが、馬場君宅を仲介したのは、郁恵さんに紹介された不動産屋でした。
入れ替わりの速い物件は、礼金で稼げるのかな?!)

542 :おじゃま道草 <11> 2/3:02/05/26 18:45

3: 1階では寝ないので例の夢は見なくなったが、2階で寝ていると、胸の上に重みがかかってくるようになった。
それほどの重みではなく、目を開けると消える。
あの子供ではないか? (注:当たり!)

4: 蒲団を敷いた後、しばらく1階に行き、用を済ませてもどったところ、蒲団の中に誰かが居たように感じた。
シーツを触ってみると、寝汗をかいた後のように、ほのかな湿り気が残っていた。

5: 階段を上ったり下ったりする音が2度聞こえた。2回とも深夜2時ごろだった。

6: 家の周囲を歩き回ると、足を掴まれるような感触がして、歩みが遅くなる。
ぼうっとしていると、いつの間にか足が釘付けなってしまい、はっと我に返るとその場に立ち尽くしていた、、ということが、バンドのメンバーのそれぞれに数度ずつあった。

543 :おじゃま道草 <11> 3/3:02/05/26 18:46

私は、馬場君に、、
「とにかく命にかかわることだから、引っ越しを第一優先しろ。
死んでからでは、音楽活動もできないぞ。
ここにいる内は、全てが裏目裏目にまわるから何も成功しない。
おれも、もうここには来ないぞ。来たら最後かもしれん。
今度会うのは、お祓いに行く時だからな。」
と釘を刺しました。
そしてさらに30分ほど引っ越しの際の諸注意をし、帰途につきました。
立ち去る際、家から10mほど離れたところで、九字を切りました。振返ると、例の立ち枯れの木が妙にゆらゆら揺れていました。

この後、2ヵ月を待たずに彼等は転居、つまり脱走に漕ぎ着けました。
幾らかは借金が残ったそうですが、大事に至らずに何よりでした。
しかし、バンドは解散しました。葉山君は別のバンドへ参加し、馬場君とベーシストの後藤君は新たなバンド結成へと動きだしました。

ここで、気になることがあります、、、、。
葉山君と郁恵さんを除いた関係者全員が、わたしの目の前でお祓いを受けました。
しかしその2人だけは、別の所(神社らしい)に行って祓ったそうです。
その後、彼等とは縁がないので、きちっと切れたのかどうかはわかりません。
まあ、悪い噂も聞こえては来ないので、死んだりはしていないでしょう。
問題は、、葉山君がどれほど郁恵さんに食われるか、、、、です。
ナンマンダブ、、、。
完!

544 :おじゃま道草 これで終わり:02/05/26 18:46

この話の読後、よく周囲で「浮遊霊」が動くことがります。
ですが、それは大方この話とは関連がないものです。
意識を「相手」ではなく自分自身に向ければ、簡単に切れます。
言い方を変えれば「気にしなければ消える」ということです。
しかしながら、一応気の弱い方のために、、、オマジナイを、、。
自分の気力を強める効果があります。

次の言葉を3回唱えるか、心の中で強く念じてください。

「ギャーテイ、ギャーテイ、ハーラーギャーテイ、ハラソーギャーテイ、ボージーソワカー」

引用元:http://curry.2ch.net/test/read.cgi/occult/1016348927/